好きこそものの上手なれ

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    最近の天気では、青空バックに飛行機の撮影はむずかしく

     

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    室内での活動が増えているフライトぴっころだが

     

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    彼らの熱意で毎回、何ができるのか楽しみな個別の部屋

     

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    A君がIBEXのCRJ引退記念に描いた機首からのアングルは

    広角レンズのデフォルメも利いた素晴らしい出来

     

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    一方、キッズはドイツの試作機を日本機へと図上で改修してみたり

     

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    戦後間もないアメリカ製の無尾翼のジェット戦闘機を描いてみたり

     

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    意外にウマく描けて本人もすっかり面白くなってしまったのか

    マニアックな機体を次々に描いていた

     

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    個別のチカラ

     

    子どもたちの創造性に制限はない。好きなことを好きなようにやらせて伸ばせる時期に自由に芽を伸ばす。それが生涯にわたるモチベーションを維持し、競争することもなく豊かな才能を開花させる王道だと思う。

    何に価値があるとか、将来有望だとかには無縁の色眼鏡のない行動であるが、単に好きという原動力には無限のパワーが詰まっているのだ。

     

     


    ぴっころ愛のいただきものシリーズ

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      かわいいビニールプレーンをいただきました

       

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      ANAのお子様へのノベルティのようだ

       

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      機内に雪が降っているのはクリスマスバージョン故か

       

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      フライトぴっころ的には機種を特定したいところだが・・・

      と眺めまわしていると

       

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      ありました!登録番号JA805A

       

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      モデルはこの機体、B787−8製造番号は34514ということだよね

      B737だといわれても納得しちゃいそうだけど・・・

       

       

       

       

       

       


      鬼の居ぬ間のソーメン流し!?

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        物体まわりの流れをみる装置、回流水槽を作ってみる前段階として

         

        ハルコさんの留守を狙い、お風呂に流しっぱなしの

         

        水槽を設置してみた

         

         

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        トイに緩やかな流れを作って、その中に粉体や墨などを流し、この動きを

         

        とらえることで流線を確認しようという試みだ

         

         

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        休み中、キッズも巻き込み悪戦苦闘の末、円柱(乾電池だが)周りの

         

        流れの撮影に成功する

         

         

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        次にハンドランチグライダーで使う翼型を入れて撮影してみる

         

        このくらいの迎角だと流れは翼型に沿い意外と乱れていない

         

         

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        さらに迎角を増やすと流れは翼型の前縁付近で剥離し、大きな

         

        ウェーク(後流)をひき、失速状態であることがわかる

         

        航空で言う前縁からの剥離。長泡失速性という特性を示していた

         

         

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        低レイノルズ数ではきわめて不利と言われるキッズが手作りした

         

        厚翼も試してみる。僅かな迎角でも大きなウェークができて

         

        抵抗増になることがわかる。眺めているだけでもオモシロイ

         

         

         

         

         

         

        ヤクザな考察:

         

        小幡さんの解明されたトンボの翼型の秘密に触発されてヤクザな風洞から、水槽に手を広げてみました。

        最低でも数十万はかかるだろう装置をダイソー頼みで1000円以内で試そうというケチで壮大なたくらみであるから、はなからまっとうではない。
        まずもって陸上トラックのように回流するのは機材の製作が大変なので細長いプランターを切って樋にし行ったっぱなしの流しソーメン風にしてみた。
        そこに最初、墨を流してみたのだが、ダイソーで買った墨汁は粘っこく底や側面に張り付き綺麗に分散してくれない。そこでプランターを黒スプレーで塗ってタルカムパウダーを試してみたところ今回のような画像を得るのに成功したのでしたが・・・
        なにせこのスケールとセコさから前途多難ではあるが、フライトぴっころでトンボ翼のセオリーを使ったコルゲート翼機のデザインをしてみたいものである。

         

         

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        そのチープでプリミティブな装置は、今日からは浴室として機能させねばならぬのであった。

         

         

         


        雨の日のフライトぴっころ

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          雨の日は雨の日で、とりあえず空港へは行ってみよう

           

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          久しぶりに見る国土地理院のグランドキャラバン

           

          さすがにこの天気では仕事にならないようだ

           

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          湿度の高い日のお楽しみはベーパーをひく飛行機だが

           

          このB737以外は残念ながら糸はひかなかった

           

           

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          ぴっころに戻って前回の工作の続きをしよう。なぜか学校の

           

          机の構造を調べるキッズとA君

           

           

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          A君は前回つくった脚のなかった機体に車輪をつける作業中

           

          セスナのようなアルミ板の一枚板の脚柱に決定

           

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          ボクは前回つくりかけで、壊してしまったエンジンとプロペラ部分を

           

          担当してみた。星型エンジンに見せたかったのだがどこかロシア機風

           

          のエンジン周りになってしまった

           

           

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          こうして星型エンジンなのにターボ機のような首長のスタイル

           

          となり高翼、固定脚の不思議な飛行機ができあがった

           

           

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          キッズはなんと小学校の机を工作用紙でつくってしまった

           

          ネットで引き出しの形を調べていたんだね

           

           

          モノ作りの薦め:

           

          紙、木、アルミ、プラ板など、身近にあるいろいろな素材からモチーフを決めて自分で部品を切り出し組み立ててゆくと無味乾燥だった材料には新しい命が吹き込まれる。

          できた作品はそれまで見たこともない飛行機であったり、毎日、学校でお世話になっている机だったりするが、頭のなかにあったイメージが実際に質感をもつ3次元の物体として目前に現れるスペクタクル。

          手にもってあらゆる角度から眺められる模型は男の子にとっては大きな楽しみ、気持ちの中ではもはや模型ではなくなっている。

          作品に乗って空を飛んでいたり、利用している自分を思い描いたり、空想をたくましく魂を自由に遊ばせている時は、少年たちにとって宿題から解き放たれたロマンの世界なのだ。

          今回、うまくいったところ、ちょっと気に入らないところ、いろいろある。

          次はこうつくろう、あんなものを作ってみよう。そうした心のエネルギーが明日に夢をはぐくむ力になる。ボクはそう思う。

           

           


          怪しい夜の個別指導の巻

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            フライトぴっころ超・番外編です

             

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            その飛行機は予定時刻を過ぎ、キッズと待つこと1時間

            闇の中から、ようやく姿を現した

             

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            とっぷりと陽は暮れてしまいタッチダウンは目視では見えず

            カメラでとらえた画像も超ブレブレだった

             

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            タキシングしてスポットへと向かう機体はMD80

             

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            台湾の蘇澳鎮からの訪問団を乗せたチャーター便

            石垣空港でははじめて見る機体だ

             

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            ボーイング、エアバスを双璧とする世界にあって今では懐かしい

            ダグラス系の血統をもつMD80の面構え

             

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            リアエンジンにT尾翼。今じゃこんなレイアウトはジェット

            ビジネス機くらいになって来ている

             

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            尾翼のFATの文字は別にデブって意味じゃない

            Far Eastern Air Transport

            台湾に拠点を持つ航空会社だ

             

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            こちらも遅れて到着した桜ジンベエとのツーショット

            MD80は、けして太ってない

            ナローボディのスマートな機体だった

             

             

             

            夜の課外授業の顛末:

             

            11月3日、蘇澳鎮からの訪問団を乗せた遠東航空のチャーター便(マクドネルダグラスMD80)が石垣空港に降りるらしい。

            FR24で見つけたこの貴重な情報が非常勤スタッフを介して、ぴっころにもたらされたのは、残念ながら訪問団を降ろし、機体は既に石垣空港を飛び立った後だった。

            あやや、石垣島に居てMDが撮れる絶好のチャンスを逃した。もったいないことをしたと思ったが、後の祭。

            気を取り直してチャーターで来た以上、帰りがあるかも・・・と調べると6日にあることがわかった。

            しかし、問題は到着時刻にあった。なんと18時半。いくら日本最西端に近い石垣島でも既に日没、着陸時の機影を追うには厳しい。スポットインしたところをメインに狙うことにした。

            キッズと一緒に夜の空港に張り付いて撮ったのが上記の写真だ。

            あわよくば早着を期待したが到着は40分遅れ、テイクオフも遅れて我々が帰ったのは9時過ぎだった。

            帰ってから学校の宿題をやり深夜までかかったキッズと、いささか社会性の欠如した旦那にはハルコさんの雷が落ちてはいたが、珍しいMDが見られた上、同じ機体を撮影に来ていた飛行機好きの彼氏ともお友達になれたし、素敵な夜だった。

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             


            フライトぴっころ頭脳編

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              新石垣空港は軒並み台風の影響で那覇便は欠航、室内で航空機の

              動画を見ながらのお勉強となる

               

               

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              3軸周りの運動と各舵面の役割についてパイロットコースの動画

              を見た後、A君が作った牛乳パック製の補助翼のついた主翼に

              胴体をつけてみた

               

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              胴体を箱にすることで紙飛行機よりも立体的ボリュームが出て

              実機のイメージに近づく

               

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              一方でキッズは複葉機のスリューウィングを製作

               

               

              前進翼と後退翼の複葉にして

              平面的には対象にするという奇抜なアイデアだ

               

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              主翼接着工程。カイモノをして上反角をつける

              果たしてまっすぐ飛ぶのか・・・

               

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              さらに今回の話題はこの本、トンボの羽に新発見をした小幡章さんの著書

              「トンボに学ぶ飛行テクノロジーと昆虫模倣」

              昔、ボクが飛行機メーカーで勤務していたときに技術部長をされていた方だ

               

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              書かれている内容がボクには衝撃的だ。あのトンボの屈曲した翼断面は

              周囲に渦を作り実機の翼型に近い流線を実現させていた!

               

              目からウロコというか、この回流水槽で撮られた写真を拝見して、たまげた

              というのが正直なところで、最初はフェイクニュースかと思った(笑)

               

               

               

              航空班の脳内ミッション:

               

              昆虫クラスの飛行には、我々が知っている実機サイズの航空力学では解明できないナゾが多い。

              このミッシングリンクをつなぐキーワードは風洞試験の項でも述べたレイノルズ数と呼ばれる無次元数だ。

              実機のレイノルズ数は数百万から数千万にのぼるが、模型や昆虫が存在する1万以下のような場合の流れにおいてサイズ問題は重要だ。

              たんなる縮尺の問題ではなく、流速、物体の大きさ、流体の動粘性係数によって導かれるこの数値パラメータは、その流れの様相を根本的に変えてしまうからだ。

              ボクはながらく、このトンボの流体力学的には理想とは思えない屈曲した翼断面を空力性能はあきらめ軽量で曲げ剛性の強い構造を作るための知恵と考えていたが、そうではなかったのだ。

              どんな乱流の中でも安定した定点ホバリングを行い、ホバリングから瞬時に最大速度へと加速するトンボに魅せられる航空学者は多いが、実機、たとえば批判の多いオスプレイのサイズでこれらの運動を行うのは極めて困難で数億年の時を経て完成されているトンボのメカニズムにははるかに及ばないらしい。

              ところが人が乗る実機では大変だが最近、流行りのドローンはマイクロサイズの飛行が可能と考えられるから、今まで光の当たらなかった分野にも様々な発展が期待される。

              小幡さんはまた低レイノルズ数の実験をするのにぴっころで苦労した空気ではなく、水を使った実験をされている。

              回流水槽と言って、”小さい流れるプール”、いわば家庭用流しそうめん器みたいなものだ。

              これにより空気よりも密度の大きな水を使用することで同じ現象をより低速で再現させ、同じ速度であればより大きなモデルで試験をすることを可能にしている。

              ぴっころの航空班でも回流水槽は面白そうなので揚力試験機、煙風洞とともに今後、導入を考えてみたいと思う。

               

               

               

               

               

               

               

               


              台風時のフライトを見に行く

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                台風21号の影響で強い風が吹く石垣島

                 

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                沖を眺めるとリーフエッジで砕ける白波が連なっている

                さて空港はどうなっているのだろう

                 

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                横風着陸だ。こんなときは進入灯の下で軸線を合わせる

                プロフェッショナルパイロットの腕を堪能しよう

                 

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                カラ岳を越えてくる西からの強いクロスウィンドに合わせ

                クラブをとってアプローチするB787-8

                 

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                A君が機体の間近から機体を見上げて撮った写真だ

                シェブロンノズルがよく撮れている

                 

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                じょじょにクラブを戻し独特のレイクドウィングチップを滑走路

                に正対しつつ3度のグライドスロープを維持する

                 

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                ぴっころに戻りA君が描いたのは見てきたB787ではなく

                今はなき、昔なつかしい

                3発機であるJALのダグラスDC10であった

                 

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                この難しい描写を一瞬で際立たせたのは水平尾翼の陰を入れた瞬間だ

                機体上面の反射光と水平尾翼、胴体下面とのコントラストにより

                浮き出たDC10はもはやスケッチブックの一頁ではなかった

                 

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                そして彼が、この大胆なアングルをモチーフに選んだ理由が分かるような気がした。

                この垂直尾翼を貫通するセンターエンジンをメインに描くことで、数あるエアライナーのなかでもボーイング系でもエアバス系でもなければ、また同じ3発機仲間のトライスターでもなく、ダグラス系の設計であることをみごとに強調して見せたのだった。

                航空漫画の大家Nobさん並の知識に裏打ちされた戦略だ。

                 

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                A君に触発されて、ボクもまだ描いたことのないA380にトライしてみることにした。

                民間機が苦手なボクにはうまく描く自信はないが、4発大型機だからといってジャンボジェットにだけは間違われたくない。

                それには彼がくれたヒントが役立った。

                エアバス系のウィングチップを強調したとたん、七難隠して、とりあえずA380に見えるようになったのだ。

                特有のものを強調する、漫画のキーテクノロジーだ。

                 

                 

                絵から見えること:

                 

                ただ眺めるよりも写真を撮る方が、また写真を撮るより絵を描く方が、飛行機というものを身近に感じられる。

                好きなものを眺めたり写真をとったり絵を描いたりする人間特有の癖みたいなものは、対象をもっと良く知りたいという好奇心が原点だということがよくわかる。

                更にヒトは文章で残したり、唄に詠んだり、音楽で表現したり・・・

                およそ”生きるのに必要とするADL以外の文化”、即ち、”より豊かに生きる文化”の源泉はこの”好き”という心に端を発しているように思う。

                今回、A君は生まれたころには引退していたDC10を描き、ボクは航空の仕事を辞めた当時、まだ夢物語だったエアバスA380を描いた。

                時代でも立場でも接点をもたずクロスオーバーするぴっころ航空班だが、音楽やアートと同様、飛行機が好きという共通言語がある。

                その共通言語は時代を超え、国を超え、様々な障がいをも超えると同時に、豊かな文化創造の源だと思っている。

                指導?そんなおこがましいことはしていないし、できていない。しかし、好きなものを共有し、蓄積し、次の世代に何かを伝える手伝いができたら幸せだと思う。

                 

                 

                 


                フライトぴっころ熱い5日間

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                  まえがき

                   

                  「脳みそ使え」事件以降で、石垣島が一番、連日、全国ニュースを賑わせた案件。

                  それはエンジン不調に伴う普天間基地所属のMV-22オスプレイの石垣空港への緊急着陸だった。

                  ぴっころでは航空班の一番ながい日でもちょっとご紹介したことから、あの後、実際の飛行は見られたのですか?とブログをご覧の方からお問い合わせをいただきました。

                  その手の関係諸氏には現地、石垣島として逐次状況発信を続けましたが、ぴっころの読者にまで気を揉んでいただいているとは思いもよりませんでしたので、今回、事件の一部始終をここでご報告させていただくことにしました。

                  ご納得いただけましたら幸いです。

                   

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                  9月29日17時ごろ、オスプレイが新石垣空港に緊急着陸との報が入ってきた

                  それは一大事とハルコさんに送迎を代わってもらい

                  即、キッズとともに現地へと向かう

                   

                   

                  いたいた。オスプレイ2機。日も暮れて本日中に修理してすぐ飛ばせるような状況ではなく、トーバーがつけられ2機とも海保側に移動。

                  そばに待機していた多くの隊員たちも宿泊地へ移動していった。

                   

                   

                  当該機のオイル漏れなのか、機体の位置の地面にあった何かの痕跡を清掃している様子がみられた

                   

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                  翌30日はフライトぴっころの活動として、A君も含めて現場を観察にゆく。2機そのまま駐機しているが、奥が故障機、手前は故障機と随伴して着陸した機体だ。よく見ると健全機のプロップローターが飛行機モードに変更されたりもしている。

                   

                   

                  健全な機体は飛ぶだろうとの予想のもと様子を見守るぴっころ航空班だったが、飛行前の整備をしても飛ぶ気配がない。

                  もしかすると飛ばすための機材や人員が不足しているのかも知れないが、詳しく分からない。

                  そこへ突如、南からC-130が進入してきた。

                  もともと輸送機だが、よくみると翼下につけられた増槽には空中給油の出来るタンカーパッケージを備えていて給油機型のKC−130Jであることがわかった。

                   

                   

                  KC−130Jは飛行に必要な何かを持ってきたのではなく、オスプレイの荷物と人員の一部を乗せて飛び去っていった。

                  かくして、ぴっころ航空班の期待していたオスプレイのフライトは、時間を延長して待ったにも関わらず見られないまま後日へ持ち越しとなった。

                   

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                  その翌日の10月1日は日曜日でほぼ動きはなく10月2日を迎えた。

                  不調と言われた「3」の機体の右エンジンを中心に整備作業が続けられていたが、また今日もダメかとあきらめかけたころ、今度は救援機と思われる同型機オスプレーがダウンウィンドに姿を現したかと思うと仲間2機の待つエプロンに到着し、民間の石垣空港にオスプレイが3機という開港以来初となる、珍しい光景が見られた。

                   

                   

                   

                  救援機が到着したときの風景だ。地上滑走でティルトローターがどう動いているのかを注意して見てもらうと、興味深い。

                  推力軸を前傾させプロップローターの出すスラストの前向き成分で前進している。

                  また速度を落とし、停止する直前ではやや後傾から垂直へとティルトさせている様子がわかる。

                  この推力線の変更こそが、この機体の最大の特徴であり、飛行中では制御の難しい部分でもある。

                   

                   

                   

                   

                  今回は救難機によってもたらされた恩恵で離陸準備が整ったのか、荷物を降ろして引き返した救難機を追って故障のない機体の方が無事飛ぶようだ。

                  待ち構えていた隊員たちが、救難機から多くの物資を下ろすと、残された故障機1機の整備、運用の人員を置いて故障のない「2」は離陸のため滑走路北エンドに向けてタキシーアウトしていった。

                  乗り込んだ隊員のなかにはご覧のようにホットパンツ姿の女性もいた。

                   

                   

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                  北エンドに到達したオスプレイはティルトローターを少し前傾させたかと思うと走り出し、ふわ〜っと浮いた。

                  もともとVTOL(垂直離着陸)が出来る機体だから、その場でも浮けるのだが、この方が燃料効率が良いのであろう。

                   

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                  更にティルトを前向きにしながらランディングギアを格納する。クリーンになったオスプレイは更に加速を続け、主翼の揚力のみで自重がまかなえるようになる頃、ローターは通常の飛行機で言うプロペラに変わっていた。

                  この一連の動きがホバリング性能と高速、長大な航続距離を誇るオスプレイの真骨頂である。

                   

                   

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                  滑走路端から旋回をはじめ、飛び去ってゆく後姿は飛行機でもない、ヘリコプターでもない独特のシルエットを夕闇の空に浮かび上がらせていた。

                   

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                  そして、今回の緊急着陸の原因となった、警報灯の点いた故障機はエプロンに1機残され、翌3日も終日修理に追われていた。

                  直前にあった大分の故障機の修理では11日間かかったことから、今回もその程度の期間は必要なのかも知れないという空気も漂う。実は、救援に来たオスプレイは前回、大分でトラブルを起こした機体でもあったのだ。
                   

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                  緊急着陸から5日目を迎えた10月4日。修理も終了間近に見えた。

                  配管の修理を終え、ミッションオイルや油圧オイルを給油しているあたりから、それほどかからなそうに思えた。

                  もしかしたら、そろそろエンジンランナップ。

                  問題がなければ本日のテイクオフが視野に入ってきた。

                   

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                  開けていた、アクセスカバーを閉めて、飛行前点検らしい確認行為をしている姿が見られ、これはエンジンランで問題がなければきっと飛ぶとの確信に変わっていった。

                   

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                  周囲に散らばっていた荷物も機体内に収容され、オイル受けに使っていたタフブネも返却、問題箇所のチェックに使われる脚立も機内にしまわれた。

                   

                   

                  だが、すでに7時をまわり周囲は暗くなっていった。

                  これはエンジンランまでで今日は終わり、空港の営業時間からも出発は明日の午前かも・・・そんな雰囲気とこれ以上暗くなったら撮影は困難との判断でぴっころ取材班も撤退した。

                   

                   

                  オスプレイに関して次のニュースがもたらされたのはその日の晩の9時過ぎだった。

                  Ohhh!やっぱり飛んだのか。

                  空港クローズ直前の8時57分のテイクオフ、向かった普天間基地には約1時間での到着だった。

                  フツーのヘリではあり得ない!やるなオスプレイ、そしてNHK。

                   

                  こういうことになってましたNHKニュース

                   

                   

                   

                   

                  報道との間で考えた:

                  オスプレイの緊急着陸という降って沸いた島の大騒動。

                  一部の地元メディアや住人からは、民間航空施設の軍事利用は許さない!いつまで居るんだ!等の避難を浴びていた。

                  だが、オスプレイ自体には何の罪もなければ、一般人の評価は何を目的にどう運用するかで変わるものだと思う。

                  ワタシにとっては多くの特長を備えた航空機の1形式であり、技術的興味の対象だ。

                  同じように興味を持つ方々も居られるとみえて機体の周辺には三々五々やってきては、様子を眺め写真を撮って去ってゆく住民たちの姿がみられた。

                  また航空機の歴史を辿れば、こうしたオスプレイのような航空機への要望は古くからあった。

                  その場から飛べて、速く遠くへ飛べる夢の航空機を実現させたのは、国家を超え、時代を超えた航空技術者たちの夢と努力のたまものなのだ。

                  以前、普天間へ行ったときも遠くから垣間見ただけだったティルトローター機を間近で見られたことは、タナボタ的ではあったにしてもワタシにとってはラッキーだった。

                  そして民間型も開発されるようになった今日、将来、離島の物資や旅客輸送にも使われるとすると、必要なのはアレルギー反応や排除ではなく正当な技術評価と改良、安全面を配慮した運用の仕方ではないかと思うのだ。

                  優れた技術は危険も併せ持つ。ここでも問われているのは技術と人間のあり方なのだろう。

                  北朝鮮のICBMが核を装備し我々にとっても脅威となっている今日、ロケットも飛行機もなかった時代の方が良かったという方が居られてもワタシは否定はしない。けしてその時代は平和ではないとも思うけど・・・

                  人間とは、げにやっかいで、ろくでもない、すばらしき生き物である。

                   

                   


                  航空班の一番ながい日

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                    それは、オスプレイの緊急着陸という

                    前日に起こった事件から始まった

                     

                     

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                    すわ、八重山の航空一大事と、フライトぴっころでは

                    開始時間を前倒しし、さっそく石垣空港へ

                     

                     

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                    おお、いたいた。まだ飛んでない

                     

                     

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                    問題の機体のNo2エンジンを整備する整備員の姿

                     

                     

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                    整備の状況を見守る兵隊たち

                     

                     

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                    ピーチのA320とオスプレイのツーショット

                     

                     

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                    カラ岳バックのオスプレイ後姿、ちょこっとジンベイの姿も

                     

                     

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                    仁川からはじめてやってきたJIN AIR

                     

                    チャーター便

                     

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                    本来であれば本日の主役のはずだったが

                    オスプレイのおかげで影がうすい

                     

                     

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                    空港正面にまわると・・・ぱい〜ぐる君はどこ行った?

                     

                     

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                    ひたすら、オスプレイの動向に注意しながら新聞記者たちと一緒に

                    撮影のチャンスを狙うが・・・飛ばない

                     

                     

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                    外で張り付いていたらうだる暑さでまいってしまった

                    取材戦士たちの、つかの間の休息

                     

                     

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                    テイクオフを待つうち太陽は西にまわりオスプレイを

                    逆光にしてしまう

                    滑走路の反対側に回る取材班

                     

                     

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                    2機いるが向こうが問題を抱えた03、手前が飛ぼうとしている

                    02だが、やがてプロップローターに変化が

                     

                     

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                    真上を向いていたプロップローターが前傾してゆく

                     

                     

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                    おおお!オスプレイのプロップローターが全部前向きに

                    この状態ではエンジンはかけられない

                    故障機でないこちらにも何かトラブルが出たのか?

                     

                     

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                    そこへ突然、空中給油用のC−130が現れてびっくり

                     

                     

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                    何かの機材を運んできたのだろうか

                     

                     

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                    結局、本日、オスプレイは飛ぶことなく夕暮れを

                    迎えたのであった

                     

                     

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                    飛ばないオスプレイをあきらめ上空を眺めると

                    チョウゲンボウの姿が・・・

                    八重山も、そろそろサシバを迎える秋なんだなあ

                     

                     

                    その後どうなったのか

                     

                     

                     


                    カタパルト発進inぴっころ

                    0

                       

                      前回の機体は発射時に尾翼が破損してしまった

                       

                       

                      今回は、安定度を増した機体を新たに製作する

                       

                      編集_P1590116.jpg

                       

                      A君は高速域での射出に強い後退角を増した

                      Ta283をモデルに

                       

                      編集_P1590117.jpg

                       

                      一方、キッズは縦横比の小さな矢印翼機を製作

                       

                       

                      どちらも水平射出によって安定した飛行を得るには

                      もう少し機体もカタパルトも調整が必要そうだ

                       

                       

                      B777がくればラッキーと出かけた空港観察組

                       

                      編集_P1590078.jpg

                       

                      残念ながらB777は来ませんでしたが

                      中華航空機や

                       

                      編集_P1590073.jpg

                       

                      カラ岳の乱流に煽られるB787−8に加えて

                      北の空からは

                       

                      編集_P1590089.jpg

                       

                      海上保安庁の巡視船あきつしま搭載機のヘリコプター

                      スーパーピューマが姿をあらわした

                       

                      編集_P1590094.jpg

                       

                      石垣航空基地に配備されているAW139に比べると

                      大型だが動きは軽快だ

                       

                       

                      エプロンに居ても存在感がある

                       

                       

                      以上はすべてA君が撮影したピューマの写真です

                       

                      新しい絵のモチーフになりそうですね

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       


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