躍動する麺類のその後

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    以前、こだわりの工作室でご紹介した八重山そばの動く看板ですが

     

    見に行ってみると、お店はまだ開店してなくて

     

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    看板は建物内に置かれていましたが、ドンブリも麵も見られず

     

    今は下記のようなビールの看板になってました

     

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    しかも躍動するビールになっている様子は見られず

     

    静止看板になっているようです

     

     

    ちょっと失敬して、ビールを持ち上げてみると中には

     

    予想通り、駆動用のシャフトがありました

     

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    更に何か情報はないかな?と店舗の周囲を見まわすと、ありました

     

    どうやら1月19日の琉球新報に掲載されていたようです

     

     

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    それによると

     

    琉球新報の地元記者が地域のイチオシを紹介するJ1グランプリというコーナーで紹介されていたんですね。

    それによると、従業員が集客のための看板設置を電気屋さんに相談したところ、このアイデアを紹介され、ドンブリや麵は自分たちで手作りしたとのこと。軽すぎると麵がヒラヒラしてしまうし、重いと負荷が大きくて動かないなど苦労もあったようだ。

    また、雨の日は外に出せず、3時間も駆動すると過熱するなどの技術的問題もあったらしいが集客効果としては抜群だったらしい。

    その後、何があったかのか残念ながら、今は動いていないが記事には第二段も考えているとあるので、新たな躍動する看板がお目見えするのかも知れない。Rh君と一緒に次の作品を楽しみに待ちたい。

     

     

     

    ちなみに調べてみると全国に躍動する麺類の看板は存在していることがわかった。スパゲティはまだないみたいだけどね。

     

     

     


    歩行者信号機のその後

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      今回は前回の歩行者信号機の改造に取り組みました

       

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      Rh君は小型化したものを持ってやってきました

       

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      更に独自のアイデアで改修を加え、表示板が差し替えで

      取り替えられる工夫をしていました

       

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      押しボタン式をはじめ、スクランブル式、時差式信号機と

      一つぶで2度、3度おいしいシステムとなっていました

       

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      ボクは前回の大型信号機を準備した柱に取り付け、点灯スイッチを

      マイクロスイッチから素朴なスイッチへと交換します

       

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      これにより、手動で好きな点灯も点滅も同時点灯までも(?)

      いか様にでも演出が可能になりました

       

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      かなりワイルドではありますが出来上がった歩行者信号機を

      スタッフの前で披露してみせるRh君

       

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      こだわりのポイントであった青から赤に変わる前の青の点滅は秀逸

      ピッポー、ピッポーの効果音の再現にスタッフ一同爆笑

       

       

       

      これがやりたかったんだよね。夏休みの工作並みの大作!

      雨の中ですが、おうちに持って帰ってもらいました

       

       

      相互啓発・・・

       

      Rh君はぴっころに来てから、ずっと麦畑を口ずさんでいる。

      本当の邦題は「故郷の空」というのだそうだが、昔、ドリフが歌っていた「だれかさんと、だれかさんが麦畑〜♪チュッチュチュッチュしている・・・」の方が個人的に馴染みがある。

      最初、なんでそんな古い歌を知っているのかが不思議だったが、そういえば歩行者信号機で青の間のBGMに「とうりゃんせ」や「お馬の親子」と並んで、この麦畑があったことに気づき思わず吹いた。

      もう頭の中は歩行者信号機でいっぱいなのだろう。

      日常的に周囲にある事物に興味をもつと同時に新たな構想を思いつくやハサミと紙を持ち出し、気づくと創造活動につっ走っている。これが彼独特のスタイルだ。

      興味の持ち方が集中的であり、独自に生まれる企画のビジョンは明確で、周囲を巻き込みながら強力にゴールに向けて爆走する。出来たものは確かに面白く、周囲から感嘆の声も聞こえてくる。

      独自な創造のできる人、今、世界が欲している、とても必要な人材だが・・・と、ボクはまた考える。

      やって良いこと悪いことの確認なく進める暴走と興味外には反応を示さない一方通行の会話、注意が効かないことで生じるトラブルやリスク。行動制限によって失うチャンスなど・・・

      好きなものが、やるべきことと一致した場合の彼の達成能力は卓越しており、やり方もユニークだ。彼の才能が社会に広く受け入れられるために、どんなサポートが必要なのかはボクにもよくわからない。

      おそらく相互に利益を享受するためには彼自身にも社会側にも変わるべき部分が多々あるような気がする。

      ただ、彼の考えは言葉で明確に主張していないにも関わらずボクには分かってしまう。なぜならボクも同じ色を持っているからだ。

      自分への課題を人へのサポートというカタチで与えてられている気もする。神様というものは実に皮肉な試練をお与えになるものである。

       

       

       

      Rh君の頭の中をぐるぐる回っていたのは、きっと、これなんだよね。

       


      歩行者信号機の鬼

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        ボクの宿題になった「躍動する麺類」披露の後は

        Rh君が宿題でやってきた

        歩行者用信号機に点灯機能を付け加える

         

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        作品が大きなものになっていると感じたのは信号機の本体に

        電柱に取り付けるための支柱が付加されたためだった

         

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        ケースの中にはRh君の手により赤、緑のLEDが仕込まれ

        半田付けを待つのみの状態になっていた

         

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        LEDの足にリード線を半田付けし点灯するかどうか

        電池とLEDを極性に注意しながら結線する

         

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        赤と緑を切り替えるためにマイクロスイッチを取り付けるが

        「あれ〜?間違えて両方同時に点いてしまった」の図

         

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        こんがらがったのは配線ではなく実はボクの頭だったと判明

        遠回りをしたがなんとか完成した

         

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        電柱につけた歩行者信号機を実演してみる。ちょっと見にくいが

        緑の歩くヒトが点灯している

         

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        ここでスイッチを操作すると緑が消え、赤の立ち止まるヒトの

        止まれのサインが点くしかけだ

         

         

        ありがた迷惑なスイッチング・システム

         

        しかし、彼本人は納得していなかった。

        それは、なぜなのか?後でわかったことだが、点灯のプロシージャが正確に表現されていないからだった。

        そう、歩行者信号機は赤から青に、青から赤に単純に変わるだけではないのだ。

        赤から青には一瞬で変わるが、青から赤に変わる場合には青の点滅という時間が存在する。

        「点滅、点滅、点滅はどうしますか?」というのはそういう意味だったのね。

        ボクはせっかくスイッチを半田付けしたのに・・・と、思ったが「自動で点滅させる制御基板はハードル高いのなら、端子をそのままにしておいてよ、手動でつなげて遊ぶから。」というのがRh君の本音だったに違いない。

        外したリード線をつけたり離したりしながら青を点滅させ彼はリアリティを満喫していた。彼の創造意欲はこうした対象をよく見ることから始まる。

        そしてシークエンスとともに銘板なども事細かにチェックする。作業しながら製作は小糸工業だと言っていた。その時にはクルマのヘッドライトで有名なKOITOは小糸製作所じゃないの?と言ったのだが、後でネットで調べたらその子会社に何度も改名した小糸工業があることがわかった。

         

         

        APPENDIX

         

        石垣島の歩行者用信号機のバリエーション

         

        [1]製造メーカー別:

        うんうん、あるじゃないか小糸工業株式会社。Rh君のこだわりについてゆくには知識がないと難しい。

        後学のために市街地の信号機を回って調べてみると、小糸以外にも信号電材株式会社、株式会社京三製作所、日本信号株式会社といろいろあることが分かりました。

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

        [2]タイプ別:

         

        また歩行者信号機と言ってもいろいろで、昔ながらの全体が光る電球タイプやLEDで中の人間が光るもの、またLEDだけどボツボツした人の形が光るものなどがあり、ケーシングもフラットなものから奥行きがあるもの、庇のあるもの、ないもの。制御盤が別のもの一体型のものと、これまたけっこうな種類があることがわかりました。

         

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        一番、古そうな電球で全体が光るもの

         

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        黒マスクで人の形だけぼう〜っと光るもの

         

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        人の形のLEDがボツボツと光るもの

         

        普段はLEDと電球タイプくらいしか気にしたことがありませんでしたが、調べるといろいろありますね、確かに。

        果たしてRh君がモチーフにしたのはどこの製造メーカーのどのタイプだったのでありましょうか。

        そういえば彼のつくった信号の支柱には「押しボタン式」というプレートがつけられていました。石垣市のどこかにモデルとなった信号機がきっとあるのでしょうね。

        こんなRh君の好奇心を満たすためにお父さんも信号機についてはすでにマニアの領域に達しているような気がいたしました。

        人のやらないことをする。それが今の段階で学校で評価されることはないかも知れない。しかしその知識欲がきっと将来、役に立つときが来る、そう願っている。

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         


        躍動する麺類

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          毎回、妙なものをつくるRh君のこだわりの工作室

          今回はボクの宿題発表から始まった

           

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          きっかけはある日、大川のそば屋の店先に登場した

          この動く八重山そばの看板だった

           

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          Rh君はこの看板にいち早く興味を示し、写真まで撮っていたが

          その後、ボクが見にいった時はなくなってしまった

          今は生ビールのジョッキが載っているので壊れたのかも知れない

           

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          信号機に興味の移ったRhの意思を継いで試作し個別の当日ギリギリに

          出来あがったのがこれだ。しかし八重山そばがカレーヌードル?

          様々な問題はあると思うがRh君の反応は・・・まあまあかな

           

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          せっかくなのでスタジオ撮影。ハンドルを回すとこんな動き

          けっこう馬鹿っぽくて楽しい

           

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          付け焼刃の集大成、全体像を見せてしまうと実にショボイ

          制作費は限りなくゼロに近い

           

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          これが主要なメカニズム。手回しクランクとプッシュプルロッドを

          コネクティングロッドで結んだシンプルなもの

          これならば将来モーターライズも可能だ

           

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          やりようによってはこんなものだって作れるかもな、とパスタ屋で

          キッズを使ってイメージング

           

          はたして動く商品見本は店の売上に寄与するのか?

           

           

          流転する興味の顛末

           

          Rh君の目の付けどころは実に面白い。見て楽しむだけではなく、自分で作ろうとするところが素晴らしい。

          リアルな社会にあるものを自分の世界で咀嚼、再構築する彼にとって、製作へのモチベーションとなる成果物のビジョンは絶対であり妥協せず、ゆるがない。

          このイメージ部分は以前、ご紹介した情景師アラーキーのお仕事における構想段階に似ているのではないかと思う。

          彼自身のなかには既に出来姿がイメージできているのだ。

          しかし作っているうちに興味が他に移るのも、また彼らしいところではある。ボクは一緒に作り始めたつもりでいたが、途中から歩行者信号機へとこだわりの優先順位が移ったようでボクが製作の後をひき継いだ形になってしまった。

          アバウトなボクらしさが現れて、とりあえず動いている麵なら何でもいいだろう。まず肝心なのは滑らかなモジュールの動きと考え試作を続けた。が。カムシャフトとプッシュロッドで作った一号機は滑らかな動きは達成したもののストローク不足で失敗。

          工作用紙で作ったドンブリもペラペラで質感がなく失敗。

          色紙でつくった麺も紙にしか見えず、動きがまったく不自然で失敗。

          数々の失敗を経て、Rh君には申し訳ないが、今回、完成したモデルでは、動く八重山そばではなくカップヌードルになり、シーミー箸も割り箸へと変更されるなど当初の彼のビジョンとは異質なものになっていた。

          更にはこのカップヌードルから動くパスタ、食品サンプルへとモジュール化したメカニズムの使いまわしを考えるボクもすでに違う方向へと暴走しているようだ。

           

           

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          APPENDIX

          動きとともに麵を麵らしくするのに最初かなり苦労したが、その答えは意外にも飛行機屋の身近な持ち物の中にあった。

          昔ながらのプロペラゴム動力機に使う平ゴム、特にその色合いもカップヌードルに似ているFAI公認の動力ゴムがしなやかで重量感もあり、きわめて近いことがわかった。

          もっとも麵の色は普通のカップヌードルであってけしてカレーヌードルじゃないよねえ。そのうち食べたら交換しようね。

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           


          新提案とその顛末

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            存在するホンモノへの執着

             

            テーマはリアリティということで

             

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            もっとリアルに・・・ボクは3次元加工を提案する

             

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            発泡スチロールをホットワイヤで荒々なカタチに整形し

             

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            削って円形胴体につなげばもっとリアリティが・・・

             

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            しかし、Rh君のもとめるリアリティはそこではなかった

             

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            彼の作り方は彼のこだわりの中で完成されたもので

            すでに手順は決まっている

            ボクはこうだよ、と目の前で見せてくれた

             

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            これがRh君が自分で編み出した彼独自のリアリティの表現

            そう主張しているように見えた

             

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            今回のスタアラ特別塗装のB737−800

             

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            こちらは前回つくったB787−9

             

            Rh君独自の作風として広く社会に認められたら将来は

            バンクシーみたいな価値が出るのかもしれないね

             

             

             

             

            リアリティは人それぞれ

             

            円形胴体にしたら、更にリアリティが増すと考えたのはボクの独りよがりであったのだろう。

            それは抽象画の作者に「こっちの方が写実的に映るよ」と絵筆の代わりにカメラを渡し、そんなカメラの使い方しちゃだめ!と言うような大きなお世話になってしまった気がする。

            形状が実機に近いだけがリアリティではない。アーチストには自分だけの理想がある。そう言われたのかも知れない。

             

             

             

             


            こだわりの真ん中を知るときがきた?

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              毎回、思いもよらない発想に驚かされるこだわりの工作室

               

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              こだわるのはお互い様とボクからしかけてみる

               

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              とってもローギアードなギアボックスを使った自信作の

              手作りクレーン

               

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              キッズに依頼し帝国重工製プーリーをつけたウィンチは

              ジャンボの懸吊もラクラクこなす

               

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              こだわった昇降切り替え&メインスイッチは接点が見え

              故障も修理も実感できる上、部品代も格安

               

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              さあ、どう遊ぶのか「これは、どう?」と提示してみる。

              ま、こんなもんか。と、上げ下げしてはみるものの

              RH君はイマイチな表情だ

               

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              それよりも気になってしまったのが工具箱に入っていたコレだ

              ゴムパチンコで打ち上げるタイプのプラどんぼ

              DAISOで108円(税込)に負けるのか・・・

               

              編集_P1610172.jpg

               

              そうか、ゴムで打ち上げるタイプの飛行機に興味があるのだな、と

              即席につくったパチンコグライダーは

              あっさりと無視される

               

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              彼の興味は「ゴムで打ち上げる」ではなく頭部につけられた

              「LEDを点灯させるユニット」であった

               

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              青色のLED点灯を確認した彼は自作の機体B787−9に

              さっそく取り付けだした

               

              編集_P1610167a.jpg

               

              空港ではプッシュバック前に点灯する胴体上部&下部につけられた

              アンコロと呼ばれる衝突防止灯にしたかったのです

               

              編集_P1610484.jpg

               

              次に興味を持ったのがコレ。釣りの板鉛ですが、気に入ったのは

              「重さ」ではなく、その「質感」の様でありました

               

              編集_P1610227.jpg

               

              さっそく機体の胴体最後部に巻きつけはじめました

              う〜ん、そう来たか。もはやボクは投了です。

               

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              Rh君は鉛の輝きをB787の胴体最後部に開口している

              APUの排気口に見立てたのですね〜

               

               

              こだわりの真ん中を探せ

               

              前回、Rh君のこだわりの方向性が見えたと書きました。

              機械モノでも電気モノでも目的や機能がはっきりしているシカケがRh君の興味の対象だとボクは考えたワケですが、その条件には大きな見落としがあったことに気づきました。

              対象は架空のものではなく、リアリティのあるモノという条件が抜け落ちていたのです。

              同じクレーンを作るにしても、丸尾重機とか仲井真レッカーとか実像に近ければ台車を作るなり、ロゴを貼ったりして遊んでくれたんではないかと思い至ったのでした。

              それに引き換え、彼の作品であるB787−9は登録番号も描かれ、実機も存在します。彼にとって、しっかりとしたリアリティのあるものなのです。

              だとすれば、より実機に近づける課題も心の中に持ち続けているのでしょう。

              LEDユニットは、衝突防止灯として使えそうだし、鉛の質感は胴体後端のダクトに丁度良い。きっと、そう考えたのでしょう。

              尾部のダクトは地上での電源を確保するための補助動力装置(APU)の排気口で、排気で高温になるためアルミではなくステンレススチール製で、あの色なのですが、Rh君は鉛を見たときに「これだ!」とひらめいたのでしょう。

              いきなり巻いてある板鉛を取り出すのでボクは「おいおい、待て待て」と心の中で叫んだのですが、少し見ていると、やり始めたことの意図が分かり、それは密かな「感動」へと変わりました。素敵な感性じゃないか。

              そうか、彼は機械の機能をシミュレートしているのでも模型を作っているのでもない。心の中にあるホンモノを作っているのだ。

              そう見て来ると、彼の飛行機には後縁装備物はあるのに、今のところ前縁のスラットもないですし、アンテナ類もピトー管もありません、それこそ翼端灯も着陸灯もないです。

              でも、リアリティがこだわりの真ん中であるとすると、これから装備してくるんでしょうね。そういえば前回、貨物扉が付けられていたのを思い出しました。

              そして、お母さんの言葉を思い出したのです。シャッターに凝った時もカタログまでもらって来て、彼は実際に設置する場所を探していました、と。

              どうしましょう、お母さん。将来は実機の飛行機を作ってもらいましょうか。

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               


              マニアの視点

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                昨年末はシャッターに凝っていたRh君ですが

                 

                新春のテーマは更にマニアックだった

                 

                 

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                つくっていたのはコレです

                 

                 

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                何かの全体ではなく、部分なのですが

                なんだかわかるでしょうか?

                 

                 

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                林先生もびっくりだと思いますけれど、コレです

                正解はB787の脱出扉

                 

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                上図は下側から覗いたところです。ドア内側に取り付けられている

                コンテナ内に入っている黄色いのが脱出スライドです

                 

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                自作の脱出スライドを取り出し展帳させてみているRh君

                 

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                上図は実機で展帳させたところで普段は目にすることのないものです

                緊急脱出用ですから、そうそう見ては困りますが・・・

                 


                それでも、たぶん皆さんがご存知なのは、CAさんの機内アナウンス

                「お座席ポケットにある安全のしおりをご覧ください」で

                お馴染みだからではないでしょうか

                 

                 

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                Rh君、スライド本体を忘れて帰ってしまったので、僕が

                フチを丸めて展帳の形態を作ったのが上図です

                 

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                この写真をもとに既存のB787の写真に合成して

                緊急脱出の図ができました

                けっこういけそうです。ドアは開いてないですけど・・・

                 

                 

                卓越した能力を活かすために

                 

                Rh君の作品は、ぴっころへの橋渡しとなった飛行機を手初めに、今までもいろいろ拝見してきました。

                iPhone、熱・煙感知器、信号機、ドンキホーテのスピーカー、シャッターなどなど。

                そして前回は航空機の主翼後縁装備物で、今回は緊急脱出扉でした。

                作品のジャンルはいろいろですが、振り返ってみると、ある種の方向性は感じ取ることができます。

                すなわち機械的なもの、電気的なもの、はっきりした用途と機能をもった「シカケ」に強い関心があるのではないかということです。

                同時に作動に伴う警報やアナウンスなども耳から完璧にコピーしてしまう能力の持ち主でもあります。

                日常生活において興味を持った対象をよく観察して、自分なりに理解に勤め学習している姿が目に浮かぶとともに、学校だと、どうなのかなと思ったりします。

                そこでは興味のないこともやりますし、コミュニケーションをとりながらの共同作業も必要ですし、たとえ興味があってもやってはいけないこともあるからです。その辺りのソーシャルスキルを身につけたら、彼は社会に出てからも面白い企画を次々に考えてくれそうな気がします。

                ボクは、その昔、仕事で脱出シュートを機体に取り付けた経験があります。飛行モードにしてドアを開けると窒素や炭酸ガスでシュートを膨らますシカケです。

                実際、取り付けて膨らましてみたかったのですが、一度、膨らますと、収納が大変なので取り付けただけで終わりました。社会では興味だけで勝手なことをすると怒られることも学ばないと勤まらないということです。

                Rh君には、今の旺盛な好奇心とモチベーションを将来、仕事に活かすと同時に周囲と協調し指示のきけるスキルを養ってもらえたらと思っています。

                 

                 

                 

                 

                 


                こだわりについてのこだわり所見

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                  新春最初のこだわりの工作室。さっそくRh君は

                   

                  自発的宿題を携えてぴっころに姿をみせた

                   

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                  対象機はANAのボーイングB787−9(JA830A)

                  さっそくその作品を味わってみよう

                   

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                  まずは前方から。今回は3面を貼り合わせた三角断面の胴体に

                  製作面での特長がある

                   

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                  そして下面から見上げる。ひときわ目をひくのは降着装置の

                  存在と高揚力装置へのこだわりだ

                   

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                  ノーズギア。タイヤに異質の素材が使われているのがわかる

                  気にしてみるとそれは結束バンドの頭部だった

                   

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                  そして今回の最大のこだわりはこの後ろ姿と言ってよい

                  主翼の後縁にすずなりになっているピラピラだ

                   

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                  これが実機のその部分である。Rh君のこだわりがいかなるものなのか

                  以下に図を使って、こだわりの解説を試みたい

                   

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                  この飛行機の主翼後縁にはこんな名称のものが装着されている

                  ことを念頭に、お読みいただければ幸いである

                   

                   

                  こだわりに対するこだわりの見解:

                   

                  子どもたちの作品を見せてもらうことは、時として、学校や親御さんからもらう成績表や連絡帳のコメントよりも子どもを直接知る上で貴重な手がかりとなる。

                  特にボクにとってRh君は飛行機オタクという言外でのコミュニケーション手段を有しているので、心の機微を探りやすいのかも知れない。

                  彼の飛行機作品は過去にも何度か拝見しご紹介もしている。その時々に興味の焦点は異なるが今回は、なんといっても主翼後縁装備物である。

                  まずは後縁から垂れ下がっているフラップは実機どおりに、内側と外側の2枚に別れ、その間にフラップとエルロンの役割を兼ね備えたフラッペロンが再現されている。

                  フラップについては以前も作り込まれており初めてではないが、今回はそのフラップの前方にスピードブレーキや着陸時に揚力を抑えタイヤへの荷重を増やすことで早期にブレーキの効きを確保するためのスポイラーがその枚数までが正しく再現されているのである。

                   

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                  パカパカ展開すると実際にはこんなイメージだ

                   

                  これらスポイラーが開くと抵抗板になると同時に翼に穴の空いた状態になり、下面の高い圧力の空気を上面に逃がし揚力を減少させる役割もしているが、おそらくこれらの装置が機能する瞬間をRh君は翼の後縁の見える座席に座り、こだわりの眼差しで旅の最中に見ていたのであろう。

                   

                  まさに印象的かつ的確にとらえていることがわかる

                   

                  そうなると、これは間違いなく着陸時であるから飛行中のように降着装置を引っ込めた飛行形態ではなく、脚が出た形態でつくらなくてはならないのはこだわる者ならば当然の道理だ。

                  そこは心得たもので、彼は今回、初チャレンジと思われるタイヤの製法でギアダウンを表現している。結束バンドの輪の部分が車輪に近い材料と見えたのかノーズの2輪、メインの4輪ボギー式×2の車輪を全部、この結束バンドでつくっているのだ。

                   

                   

                  ボクがこの作品にコメントをするとすれば「着陸するB787−9の接地直後の主翼後縁の状態を開発した技術者への敬意とともに表現した野心作」であり、彼にかわって名前を付けなさいといわれたら「The Finest Touch Down!」だ。

                   

                  こう作品についての解説を試みたけれど、ボクがいったい何を言いたいんだ?と思われた方も多いに違いない。

                  本当に言いたかったことだけ言うと、それは作品にこめられた、彼独自のこだわりのストーリーの存在についてなのだ。

                  ボクも飛行機オタクでアスペルガーと言われるが、自閉症スペクトラムで共通に言われるのが、この特別なものへのこだわりだ。

                  世間的にはいろいろ困ったちゃんなところがあるのは分かる。

                  分かるが、こだわることによって得られる知識や、創造や、人生のモチベーションがあることも認めていただければ大変、嬉しい。

                  「どうせ、役にも立たない知識や、お金にもならないスキルなんでしょ、それ?」と問われればそのとおりかも知れません。

                  でも必ずしも役立つからと言ってはじめた研究じゃないよね、時代の先で花開くものは・・・

                  彼の飛行機を見る目が、新時代の飛行機に結びつき、世界を変えることだってあるとボクは信じていますし、こだわる人のこだわった社会参加を応援したいと思います。

                   

                   

                   

                   


                  小さな事にこだわる楽しさ

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                    こだわりの工作室、いろいろこだわって参りましたが

                     

                    今年最後のこだわりはシャッター

                     

                     

                    そう。お店が閉店したときなどにガラガラと音をたてて

                    上から下りてくるヤツ。あれです、アレ。

                     

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                    スチレンペーパーとセロテープでつくった試験用モジュールでは

                    短冊の片面にテープ貼れば機能することがわかりました

                     

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                    モジュールを見てRh君が、さっそく壁面に取りつけたのは

                    鍵のかかる制御ボックス。確かに必需品だわね

                     

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                    制御ボっクスの中には「上げ」「下げ」「停止」のボタンが

                    確かにキホンだわね

                     

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                    そしてガイドのレールをつけたり、三和のロゴをつけたり

                    シャッター面には郵便物用の穴が開けられ

                    細かなところに対象物への愛着を感じるRh君のこだわり

                     

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                    「ご注意ください!」、「ただいま緊急停止しました」と

                    アナウンスを交えながら

                    Wyeeeen!!と上げ下げするRh君

                     

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                    今回はヒットしたみたいで、個別指導室から出ることもなく

                    一心不乱に品質改善に努めておりました

                     

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                    天井部に巻きあげげられたシャッターを囲むボックス製作にも挑戦

                    しましたが、手動クランクから動力式を示唆すると本人もその気に

                    なり、モーターでの上げ下げを現在検討中です

                     

                     

                     

                    かくして普段は落書きされながら、風雨に耐え、黙々と市民の財産を

                    守り続ける影の功労者シャッターに感謝と愛をこめた

                    今年最後のこだわりの工作室となりました

                     

                     

                    シャッターマニアTODAY:

                     

                    親御さんはRh君の興味を満たすため一緒にお店に行き、いただいて来たというパンフレットを持参されました。

                    おかげですでに、Rh君は数種類のシャッターを見分け、三和シャッターと文化シャッターの違いの分かる男に成長しているご様子でした。シャッターオタク。正直、あまりメジャーな趣味ではないと思います。

                    否、大人になってシャッターの構造や種類に興味があるのは、商店街のオジサンか、その業界の方々に限られるでしょう。

                    しかし、子ども時代の興味の対象には、拝金主義も、国境もありません。

                    子どもが興味を持ったことを察知し、できる限り情報を提供することは、人材づくりに必要なことではないかとボクは思います。

                    実際、こんな簡単なシャッターでも、つくってみるといろいろな課題があることに気づきます。

                    これを更に電動化するとなると、もっと様々な解決すべき問題に出会うでしょう。

                    そこで数値的な検討も必要になるかも知れませんが、まずは「ボクはこんなモノがつくりたいんだ」という熱いキモチを絶やさないように導くモノづくり、手から入る学習の仕方だってその人の性格によっては有効だとボクは思っています。

                     

                     

                     

                     

                     


                    宿題はやりませんが・・・

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                      ぴっころは学校ではない。なので学校でできないことを

                       

                      いろいろ試してみようと思う

                       

                       

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                      学校には決まりごとが多い。多くの子どもたちが興味だけで

                       

                      好き勝手な行動すれば教室は成り立たないからだ

                       

                       

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                      だから指示に従い教室に居られるように社会のルールを教える

                       

                      これは教育にとっての大事な役割だと思う

                       

                       

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                      しかし、学校自体に興味を失ってしまうとその後の勉強は

                       

                      おそらく進まないし、壁ができると思う

                       

                       

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                      好きなことは個性だ。規則を教えると同時に社会に認められる

                       

                      個の才能を伸ばすこともまた重要な教育だと思う

                       

                       

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                      鶏と卵かも知れないが自身の経験からツカミとして男の子の

                       

                      興味ありそうなことを試していたら

                       

                       

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                      音を聞きつけ覗きにやってきたR君もボクもやってみたいな

                       

                      そんな目つきをして眺めていたのだった

                       

                      つづく

                       

                       

                       

                       


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